今後の更新予告とか。

 商業主義の問題にしても、頒布部数の問題にしても、実は過去の先人達がさんざん議論して、ひとまずの結論めいたものが実は書かれていたりする。
 それこそ20年以上前から言われてきた問題なんです。それでも世代が変わるごとに何度も出てくる話題。結局のところ、参加者一人一人が納得いく結論を見つけるしかない。心情的な問題も含んでいるのだから。
 だから「大人の感覚」や「結論」だけを押し付けても、何も伝わらない。イベントは社会そのものだから。不条理なことだって起こる。分からない子は社会経験自体が足りていない。でもこんなこと言っても何の救いにもならないでしょ。

 凄く悔しいことなのだけれども根本的な「同人」論に関しては、イワエモンから一歩たりとも僕達は前に進めていない(書店販売とネット流通の問題に関しては、岩田氏のいた当時より状況が変わってしまったので、改めて考察する必要がある。ネットの発達はさらに大きな影響を持つようになった)。
 一方で有用な資料はほとんどオフライン、しかも参照がとてもし難い場所に散乱してしまっている問題は非常に大きい。これを調べて読めというのも厳しい。簡単に答えを提示するのはどうかという問題はあるが、その結果としての停滞はあるのだろうし、諭す相手は多すぎる。
 そこに何があるかはまだ分からないけれど、何かした方が良い時期なのかもしれない。